あるピアノコンクールの本選に、兄弟揃って出場しました。
長男が本当に難しい性格で、この日を迎えるまでに、何度親子喧嘩をしたか数え切れず、やめるやめないの勃発を繰り返し、最後は(長男を信じて)一切の口出しをしないことに決めました。
“コンクールには出たいけど、練習はしたくない“の一点張りでしたが、最後3日間は、自分で練習メニューを考えてピアノに向かうように。ただ、一度も止まらずに弾けたことがなかったので、本番は2〜3回は止まるだろうな、と予想しながらも、黙って本番を迎えました。
やはり、3回止まりました。でも、とても綺麗な音色で彼の音楽を奏でていて、素敵だなと思いながら聴いていました。
弾き終わったあとは、長男も私もすっきりとした笑顔でした。
帰りの車内、「今日は帰ったら、テクニックの本をやるわ(←かれこれ3ヶ月ぐらい開いていない)」と言って、寝ました(寝るんかーい・笑)
親子はぶつかり合うものですが、
真剣になれたからこそ、最後は認め合えた感覚があって、なんだかとても良い日になりました。
コンクールって、結果だけではなく、一人一人に人生のドラマがあるんだな、と改めて思いました。
posted by kaorina at 00:00|
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