父が亡くなって、今年で18年になろうとするのに、その文面から、父の顔、姿、声、口調…それらの全てが鮮明に思い出され、胸が締め付けられる思いになった。
あぁ、父が恋しい。
当時の父の心の吐露が痛いほどわかり、また、まるで今の私に助言をくれているような言葉の数々が、今読み返したことが偶然とは思えない感覚にさせられた。
自分のルーツを知ることは、大事なことだと思った。
当たり前だけど、私は突然に存在したわけではない。
自分ではどうにもならない”私の血”が長い歴史を辿って流れている。ありがたく、感謝すべきことに。
今は、新しい家族ができて、日々の大変さのあまり、そのことを忘れていた。でも、大変だからこそ、忘れてはならなかった。
肩の荷が少し下りた気がした。
父が残してくれたFaxは、かけがえのない宝物。
息子たちは、会うことのなかったおじいちゃんだけど、いつの日か必ず、文面からにじみ出るおじいちゃんに出会ってほしいと思う。
私の尊敬するお父さんだから。

ちょっと若かりし頃の父
